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2008年03月23日

感想その2

久野先生を囲んでファシリテーターの松岡先生、学生3名、歯科医師4名、保健師1名で自己紹介からラウンドテーブルが始まった。
食育とは?マナーやカロリー、偏食等いろいろな考え方がある。
久野先生の食育とは子どもの感性を育てるものだと、感性とは例えば絵本の中にでてくる
野菜を育て、食べてみて、色、形、硬さ、臭いなど感じること、そこから旬の物で季節が感じたり、命の大切さ、食べる楽しさなどがわかってくるとの事でした。
ワークシート形式のマニュアルを作ったのは現場の人が一番子どものことをわかっている事とそして地域によって差があり取り組み方が違ってくる。
評価方法は結果がすぐには出ないので難しいとおしゃってましたが、子どもが感じていることが表現できいていることもひとつの評価という意見もありました。
最後に大変楽しく、勉強になり自分が園医をしているとこにも話してみたいと思います。
主役は子ども!


川崎大志会 吉岡 慎太郎

感想

~いろいろな考え・立場に触れる~そのタイトルのとおり、いろいろな考え・立場の方がたくさん集まり「夕方の部」「夜の部」「深夜の部」と楽しくて素敵な時間を過ごさせて頂きました。

「夕方の部」では、ちょっとまじめにトークセッション。3人の先生方の話しを分からないながらも「へぇ~!この先生はこの言葉をこういう風にお話しされる方なんだ!」とか「世の中に広まっていることと、本当の姿はちょっと違うところがあるのかな?」など、新たな『気づき』や『キーワード』をもらいながら話しを聞いていました。

「夜の部」は3つの円卓に3人の先生方が1人ずつ付かれて、参加者の皆さんはそれぞれ好きなテーブルへ。「初めまして」の人も「お久しぶりです」の人も皆さん楽しそうに「これはどうだ、あれはどうだ」と話しは尽きなかった模様です。

その流れのまま「深夜の部」へ。本当に全員入りきれるのか?!と心配しましたが、なんとか入りました。地下室はみなさん落ち着くのか一番自分の姿を見せていらっしゃったように思います。

個人の感想としては、今回は『エンパワーメント』という言葉に興味惹かれました。4年前に『ヘルスプロモーション』という言葉にあって未だに「こうかな?ああかな?」と自分の中で言葉に出来ていないのですが、今度は『エンパワーメント』。これから、私の中でどうなっていくのかな。

久保田祥子

(夜の部)ヘルスプロモーションとエンパワーメント

メタボリックシンドローム予防優位の世の中で、ヘルスプロモーションという考え方が、勢いがなくなりつつあることは、演者だけでなく、参加者の皆様も、感じておられたようである。

このような状況において、演者が行ったのは、「生活の中から健康を見出し、育てる」という原則的な問題提起である。著者が提案しているWifyも、二次元マップも、この線に沿った問題提起をしている。

著者からの問題提起に対し、「日常の歯科に関する予防活動や臨床の場面において、どのようなことをしたら、ヘルスプロモーションになるのか」という質問をいただいた。「これこそがヘルスプロモーション」という明確な答えを出せれば良いが、そのような答えが存在するのだろうか。繰り返して言ったつもりであるが、「特定の活動を行えば、それがヘルスプロモーション」というような単純な解/答えは存在しない。そうではなく、多様な解が存在する。

結果として、その場が動き、そこの人々の思いと考えが動き、そこから健康に関する捉えなおしや発見が生まれ始めれば、それがヘルスプロモーション、あるいはそれへの第一歩、と言えよう。人々が自分の思いや考えをWifyや二次元マップに書き込み、そこから対話をすることは、場を動かし、思いと考えを動かすための一つの入り口である。場が和み、対話が生まれてくることを、アイスブレーキングと呼ぶなら、それはアイスブレーキングの一型とも言える。しかし、アイスブレーキングと割り切らず、そこで生じ始めたことを、更に育て続けることができるなら、アイスブレーキングはヘルスプロモーションへと進化し始める。

ラウンドテーブルでの自己紹介が続く間に、先月から「予防歯科カフェを開催しています」との発言が現れた。「カフェ」も、単なるアイスブレーキングから一歩踏み込んだ活動と言える。忙しさが増しつつある世の中で、「ゆったりとした対話の場を育てる」活動は、ヘルスプロモーションの母体としても期待される。メタボリックシンドロームのブームに流されないためには、「メタボリックシンドローム・カフェ」というのも有りかもしれない。何かを始めてみたい、という期待が高まりつつ、ランドテーブルが終了した。

(夜の部)医療制度改革について

 医療制度に関するお話で、やや現実的な(ある意味で厭な)お話であったためか、テーブルへの参加人数は少なかった。ただ、いろいろ変化してきた医療制度が『医療費を減らそう!』ということでは首尾一貫しているものの、中身的にはそれなりにバランスを考えてなされてきたのだ、という説明には納得せざるを得なかった。
 佐野先生も、『健康日本21はまだ残って生きているし、このおかげで減らされそうになった福祉政策が復活した、という例もあるんですよ』とも言っておられた。

1.経済財政運営と構造改革に関する基本方針2005~「小さくて効率的な政府」の実現に向けて~(平成17年6月21日閣議決定)
2.医療制度改革試案(平成17年10月19日 厚生労働省)
3.医療制度改革大綱(平成17年12月1日 政府・与党医療改革協議会)
4.医療制度改革大綱による改革の基本的考え方(平成18年1月31日 厚生労働省)
5.経済財政改革の基本方針2007~「美しい国」へのシナリオ~(平成19年6月19日閣議決定)

(夜の部)食育の取り組み

 表記の内容についての話題提供に基づいて、歯科医師、保健師、学生さんなど計9名+松岡先生でラウンドテーブルを行いました。それぞれが自己紹介とこのテーブルについた理由を話したのち、食育についての思いを話し合いました。私が印象に残ったのは次の2つです。

1.「食育は生活の中で」についてのコメント
 私は、食育では個人の生活を豊かにするためのものだと考えています。食事そのものだけでなく、食べている気持ちや周りの様子を大事にしたいと思っています。ところが、栄養士が行う栄養の話というと皿の上の料理であったり、さらにひどいときには食品の中に含まれている栄養素のことであったりすることがあるので、なんとかしたいなあと考えています。歯科医師の先生から「歯科医師は、口の中だけを見ていて口を持っている人間そのものを見ていないことがある」というご指摘をいただき、専門職となるとつい人間やその人の生活を忘れてしまう危険性をはらんでいるという共通点を見出しました。

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2.幼児の食育は感性を育てよう
 私は、幼児の食育においては感性を育てることが大事だと考えています。この例として、「ぐりとぐら」の絵本を保育室で話題になっているとき、実際に卵がたっぷりのケーキがおやつとして登場すると、絵本の中のケーキが突然匂いや味をもった実際のものになり、触った感じや食べた感じなど五感が総動員されるようになることだと説明しました。この説明について、「生みたての卵の温かかさも感性ですね」と共感していただけたことがうれしかったです。幼児は、このような「感じたこと」を言葉で表現する力はまだ十分でないかもしれませんが、「感じる心」を育てたいと思っています。

西九州大学健康福祉学部 健康栄養学科 久野一恵

(夕方の部)ヘルスプロモーションとエンパワーメント

発表者 守山 正樹 先生(福岡大学医学部公衆衛生学教室)
報告者 山本和宏(NPO法人ウェルビーイング)

エンパワーメントの概念を突き詰めて行くと、「パワーレスな状態の認識と、そこからの脱出あるいは解放」、「自分の中にパワーの源泉があることを自覚する」、「身近な社会、人との触れ合いから、さらにパワーを得て、変化して行く」といった事がみえてくる。また、オタワ宣言からはヘルスプロモーションに関して、「健康は、毎日の生活から生成される」、「健康は、人と人が触れ合う場から生まれてくる」といったことが読み取れる。自分の内部から、日々の生活の中から、エンパワーメントやヘルスプロモーションが生まれてくるのであれば、生活を解体・再構成し、新たに再創造してみよう。ということで、実際試してみた「Wify」、「食のマップ」、「生活マップ」の紹介がありました。また、学生に対して行っている「感覚障害の疑似体験にみる解体と再構成の試み」も受講者の反応を含めて紹介されました。

(夕方の部)医療制度改革について

発表者 佐野 正 先生(福岡県保健福祉部健康対策課)
報告者 山本和宏(NPO法人ウェルビーイング)

小さくて効率的な政府の実現に向けて、と題して医療制度改革についてお話がありました。現制度の持続可能性を確保するためには、過大な伸びの抑制策が必要になってくる。超高齢化社会にあっては、社会保障制度が持続可能であることは国民生活にとって不可欠である。そのためには、日本の経済規模とその動向に留意しなければならないと同時に、過大・不必要な伸びを具体的に厳しく抑制しなければならない。この観点から、「定期的にその達成状況をあらゆる観点から検証した上で、達成のための必要な措置を講ずる」、「これまでの施策の効果を検証しつつ、総合的に直ちに取り組む」、「保険給付の内容について、相当性・妥当性などの観点から幅広く検討を行う」、といった取り組みを行うこととしている。

(夕方の部)食育の取り組み・報告—幼保施設における食育の計画作成マニュアル作成を通して—

発表者 久野 一恵 先生(西九州大学健康福祉学部)
報告者 山本和宏(NPO法人ウェルビーイング)

子どもたちが豊かな人間性を育み、生きる力を身につけるために「食」はきわめて重要です。佐賀県では保育園・幼稚園のための「食育の計画」作成マニュアルを作成しました。今回は、そのマニュアルを実際に記入してもらったワークシート結果を紹介しながらのお話でした。
「食育は単に食事を食べることを指すのではなく、生活の基礎になるものだから、保育の計画にしっかり位置づけられるべきである。また、食育を特別なイベントとして捉えるのではなく、日常の生活に組み込んで欲しい。」といった思いが伝わる内容でした。
最後に、「食育」が、担当者だけでなく施設のすべてのスタッフや保護者を巻き込んだ“動き”になることを期待されていました。

2008年01月26日

話題提供者が決まりしました。

こんにちは。いわいです。

2/23(土)のオープンプラットホームin福岡の話題提供者が決定しましたので、プロフィールやメッセージをご紹介します。参加希望の方は、 npo.wellbeing@gmail.comまでご連絡下さい。よろしくお願いします。

☆話題提供者☆

・久野一恵:西九州大学健康福祉学部健康栄養学科
・守山正樹:福岡大学医学部公衆衛生学教室
・佐野 正:福岡県保健福祉部健康対策課

☆プロフィール&メッセージ☆

久野一恵:西九州大学

 私は、現在管理栄養士を養成する大学に勤務しています。「栄養といえば食育に近い」と思われるかもしれません。実際、大学には食育サポートセンターがありますし、校内のあちらこちらに食育に関するポスターが貼ってあります。こんな環境にいると逆に「食育って何だろう」と考え込むことが少なくありません。そんな中「佐賀県・幼稚園保育園のための「食育の計画」作成マニュアル」を作ることになりました。随分悩んだ末、「どんな子どもの育ちを期待するか」など、食育について話し合うためのワークシートを取り入れたマニュアルにしました。食育は、誰か特定の人だけが実践してOKというのではなく、みんなで話し合いながら取り組んで欲しいと考えたからです。さらに、食育を特別なイベントとして捕らえるのではなく日常の生活の中に組み込んで欲しいという願いも込め、保育の計画との関係も示しました。1日3度の食事は生活そのものだからです。このマニュアルと、実際に幼稚園保育園の方に記入していただいたワークシート結果を紹介しながら、幼稚園保育園の食育の現状と課題について話し合いたいと考えています。


守山正樹:福岡大学医学部公衆衛生学教室

プロフィール
 57年と3日前、葡萄畑と水晶加工がシンボルである山梨県甲府市に生まれました。
富士山とは違う山が見たい、との願いがかなって仙台に行けたのは、日本中が大学紛争でゆれていた1969年です。
 10年間、仙台で医学と公衆衛生学を学びました。大学院生の時に過ごしたボリビアでの2ヶ月とアルゼンチンでの8ヶ月が初めての海外です。博士論文のテーマは「初潮年齢」でした。その後2年間、オースチン(米国テキサス州)で人類学を学び、「思春期の発育」で修士論文を書きました。
 九州に来たのは27年前です。それから11年前まで長崎大学で仕事をする機会に恵まれました。長崎大水害、高島炭鉱閉山、雲仙普賢岳噴火などの出来事の中で、健康とは何かを考え続けて来ました。途中で1年、家族連れでアーバナ(米国イリノイ州)に行き、トウモロコシ畑に囲まれた大学で、Constructivismの教育学に接しました。
 福岡に来たのは11年前。以後、福岡大学で教育と研究に従事しています。8年前から授業の中でボランティアの皆さんに生活経験を語っていただく試みを始め、現在に至っています。

オープンプラットフォームのテーマ:「ヘルスプロモーションとエンパワーメントを考える」
 個人についても、集団についても、健康に関連して言えば、「ヘルスプロモーション」と「エンパワーメント」は、最も大切な概念です。しかし、概念というものは、教科書の中や法律の条文中に書かれているだけでは、「みんなのもの」にはなりません。概念は、自分の手でつかむことが大切です。例えば、今この場で、「ヘルスプロモーション」と「エンパワーメント」は、どこにあるのでしょうか。どうしたら、それを実感し、それが消えないようにしっかりと手でつかみ、それを育て続けることができるでしょうか。「あっ、これが、もしかしたら、ヘルスプロモーション?」、「今ここで起こっていることって、エンパワーメントかも!」。 そのような瞬間を生み出し、持続させることが、このプラットフォームのテーマです。


佐野 正(さの ただし):福岡県保健福祉部健康対策課

出身 福岡県

略歴
昭和60年  福岡県立修猷館高校卒業
平成 4年  九州大学医学部卒業 第三内科入局
平成10年  福岡県入庁 
         朝倉保健所、久留米保健所 勤務
平成13、14年 厚生労働省健康局結核感染症課に出向
平成15年   八女保健所 勤務
平成16年〜 福岡県保健福祉部健康対策課 勤務
現在に至る

主な業務
 ・ 感染症対策:新型インフルエンザ対策、O157等感染症、結核集団発生時対応
 ・ がん対策:がん対策推進計画策定
 ・ 健康づくり:健康増進計画策定
 ・ 保健事業など:特定健診、保健指導体制構築
 ・ その他:肝炎対策、医療計画策定

2008年01月12日

2/23にオープンプラットホームin福岡を開催します。

オープンプラットホームin福岡

 NPO法人ウェルビーイングは福岡予防歯科研究会として出発しましたが、34年間の活動の中で、活動は歯科以外の分野に広がってきています。そのため、活動の中では様々な分野の人と出会い、いろいろな活動を一緒に行っています。自分とは異なる分野の人との考えにふれることは、新しい刺激を受けるだけでなく、改めて自分の仕事や専門性を振りかえるきっかけになります。そこで、今回、福岡で実施するオープンプラットホームでは、多分野の方にお話を聞き、語らう機会を作りたいと思っています。夕方の部ではさまざまな分野で取り組むみなさんのお話を聞く時間を取り、夜の部ではお酒と食事を囲んでの交流会を行いたいと思っています。
 いろいろな立場の人と出会い・交流するチャンスです。ぜひご参加下さい。

★☆夕方の部☆★
 県行政、大学医学部教員、管理栄養士など様々な立場で健康づくりを実践している皆さんのお話を聞きます。会場からの質問も大歓迎です。※内容は決まり次第、ホームページでお知らせします。
日 時:2月23日(土)18:00-20:00
場 所:福岡県歯科医師会館(福岡市中央区大名1丁目12番43号)
参加費:会員2,000円、当日会員2,500円、学生無料
テーマ:いろいろな立場・考えに触れる
内 容:トークセッション

★☆夜の部☆★
 興味のある・知り合いになりたい話題提供者のテーブルを囲み、食事やお酒を楽しみながら、交流を深める。
日 時:2月23日(土) 20:00- ←開始時刻が30分早くなりました。
場 所:天神周辺
参加費:4,000円程度(予定)

★申し込み方法 
お申し込み項目をご記入の上、FAX(092-741-8037)またはE-mail( npo.wellbeing@gmail.com)までお送り下さい。

お問い合わせ&申し込み先 NPO法人ウェルビーイング(岩井)
TEL092-771-5712  FAX092-741-8037  
e-mail npo.wellbeing@gmail.com

お申し込み項目
( 会員 ・ 非会員)
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職種:
都道府県(                  )
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