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2009年5月27日

5/21ゼミ報告

川上@木ゼミ担当です。

 プロ野球もいよいよパリーグ・セリーグ間の交流戦に入ってきました。日本国内のドーム球場は、札幌、東京、西武、名古屋、大阪、福岡(ヤフー)と六つに増えて来ております。

 が、その中でも屋根が開閉可能なドーム球場は福岡だけです。もっとも、開閉するには数百万円単位の経費がかかるので、たとえ試合中に雨が降り出してもめったに途中で閉じたりはしないらしいのですが。

 川上の佐世保重工社員時代に、直属の上司(課長)が技術屋仲間の情報として、酒を飲みながら話してくれたのですが、この福岡ドーム建設のJV(Joint Venture 合同企業体)の、中心ゼネコンは「竹中工務店」だったそうです。その設計段階で、この開閉式ドーム建設には、かなりの技術力とコストが要求されるので、竹中の設計担当者が、当時施主の中内功ダイエー社長に、「開閉式でない、閉じたままのドームにしたい」と御提案に行った所、中内さんが「なにがなんでも開閉式にしなさい」と突っぱねたのだとか。

 なので、竹中は必死になってやっと作り上げたのだそうです。 今から考えると、亡くなった後の評価はいろいろ分かれますが、要求した中内さんも頑固だなあと思うし、それを作り上げた竹中工務店も、すごいなあと思います。他の国内ドーム球場に開閉式が無いのを見ても、それが如何に技術的に大変なことなのかが想像されますので。

 そのめったに開くところを見せないドームも「こけら落とし」の、武田哲矢、井上揚水、甲斐よしひろ、財津和夫の福岡出身四人コンサートではドームが開くところが披露されるのを会場で見ました。その光景は圧巻で、感動的ですらありました。 が、このコンサートの話は、またいつかこの欄で・・・・。


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以下、ゼミ報告。

なお、今週28日の木ゼミでは、元ウェルビーイング理事の梶谷先生が糟屋歯科医師会での各医院へのAED導入の経過報告をされます。会員の皆さんで歯科医師会の活動をされている方々に大いに参考になると思いますので、極力のご参加をお願い致します。

<今日の写真> こずえ

↓ 3階にある庭のあじさいが花をつけはじめました。

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2009年5月21日

5/14ゼミ報告

川上@木ゼミ担当です。

毎朝、NHK-BSで五分間ずつ、「日めくり万葉集」という放送があっております。女優の檀ふみさんのきれいな声の朗読で一首ずつ詠まれていきます。

先日の放送での一首ーーーー。  前半部、省略〜
 〜白たへの 衣も干さず、朝夕にありつる君は、いかさまに思ひませか、うつせみの 惜しきこの世を、露霜の 置きて去(い)にけむ、時にあらずして〜

という歌が紹介されました。

 解説によると、これは奈良の都から大阪に赴任していた若い役人が、衣を洗い干す暇も無いような、業務多忙のあまり自らの命を断ってしまい、そのときに先輩の役人が嘆いて詠んだ長歌の後半だそうです。その業務とは、戸籍と課税の制度「班田収授法」(受験を日本史で受けた方は懐かしいかな?)の実施のために忙殺されていたのだとか。何か現代でもありそうな話です。

 川上は今まで、万葉人(まんようびと)というのは、花鳥風月を愛で、恋人や家族のことを詠むのみだと思っていたのですが、そんな時代に既に「自殺」という状況があったことに、とても驚きました。やはりどの世の中ものんびりしてばかりじゃ居られない様ですね。

 我々も、医療行政に翻弄され、厳しい状況にありますので他人事ではありません。 しかし、この歌集にこういう状況の歌もしっかり載せるという編者の意図を考えるのも悪くないような気がします。

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木ゼミでは、21日には譲治先生の報告などの後、五月生まれの先生方が多いと言うこじ付けで、お誕生会即ち飲み会をやります。なるべく車を置いて来て下さい。28日には糟屋歯科医師会の各診療所にAEDを導入した経過報告を、元理事の梶谷先生がやってくださいます。

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<今回の目玉>

第一高校や中村、精華女子高校など高校の歯科健診が終わり、いよいよ幼稚園・保育園の健診の時期に入ってきました。
例:5/12 若久幼稚園の健診
担当:柏木
年少・年中・年長、合計100名前後で約1時間40分でした。年少の園児はほとんどむし歯ありませんでした。年中・年長になると少しずつ増えて行きます。ランパントの子が3名ぐらいいたのが気になります。先生に話したところ、治療するのを痛がって行かないんじゃないかとのことでした。

<今日の写真>

↓ これから植える野菜の種は、きれいにラックに並べられています。第2菜園ではジャガイモがすくすく成長中です。

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2009年5月14日

5/7ゼミ報告

川上@木ゼミ担当です。

先日もこの欄に書いた、大学の閉寮式の日の話題から。

 閉寮が決まっている寮の談話室で、あの日、現役の在寮学生達や昔の仲間達と飲んで旧交を温めた後、それじゃあ二次会でも行くか、と六本松地区の行きつけのスナック「ひろ」に寄りました。

 ちょうどそこに居合わせたのが、中年の男性三人組で、かって大学の軽音楽サークルでジャズのビッグバンドをやっていたグループだとのことでした。最長老の人が還暦直前くらいの人で、昔そのバンドマスターをやっていたので、他の二人からは「バンマス、バンマス」と呼ばれておりました。

 それはいいのですが、その三人がジャズの話を真剣にやっていたのは、ほんの30分くらいで、そのバンマスの酔いが廻り、急にカウンターから立ち上がり『さあーー、皆さん今から古典的スタンダードの”春歌”である、○玉の七不思議を歌いましょう!』 と大声でやり始めたのです。当方も嫌いではないので、「ゴムでもないのに、伸び縮みー」、「水道でもないのに水が出るー」とか「竹でもないのに節があるー」 などと絶好調!でした。

 ところが昔は覚えていたのに、七つ全部は覚えておらず、途中で「えーーとーー、あと何だったっけ?」と、バンマスも含んで皆が白け始めた頃、カウンターの隅で飲んでいた20歳代後半の女の子が「戦争でもないのに鉄カブトー」と突然大声でやり始めて、事なきを得ました。

 あとで彼女に尋ねると、「だって私この店でこの歌覚えたんですもん」と、まだまだ夜はこれからってな感じで、平然と飲んでおりました。

 この店には、NHK福岡の夕方のローカルニュースの中で、天気予報を担当している吉竹さんも仕事(放送)帰りに自転車で立ち寄って飲むのだとか。結構由緒正しい店なのですが・・・・。


以下、ゼミ報告。

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<今回の目玉>
いよいよカルテット(何のことやら分からない方は、過去のゼミ報告をお読み下さい)の製作が、最終段階です。
楽しみながら、予防の知識が増えるとよいのですが。

2009年5月 7日

4/30 ゼミ報告

川上@木ゼミ担当です。

 この1~2週間、メキシコなどで死者まで出ている、新型インフルエンザの話題でマスコミはもちきりです。それにしても、そもそも鳥や豚にしか罹らなかった病気が人間に罹るように変わる仕組みって不思議だとは思いませんか?

 皆さんも学生時代に「細菌学」という講義を受けられたと思いますが、川上が受けたその担当教授は、「何でもいいから一つテーマを自分で決めて勉強してレポートを作成しなさい」という課題を出されました。いろいろ考えた結果、例えば上記のテレビ報道の中で、~豚から人へ感染力を持つようになる~ とか、~人から人への感染力を得て~ とか、短いフレーズで表わされる”異種生物に対する感染は、どういうメカニズムで生じたり生じなかったりするのか?” という事に興味を持ち過去の研究を調べてみました。こういう感染するか否かのことを表わすのを「宿主ー寄生物 関係」(Host-Parasite Relationship)と呼ぶのですが、これを取り上げレポートにまとめたわけです。

 このレポートは教授に気に入られたらしく、80名のクラスの中で、みんなの前で発表する数人の中に選ばれました。ここまでは自慢話なのですが。 今から思えば細菌学教室に残ってこのテーマをそれ以降ずーっと追求してその道の権威にでもなっていれば、今頃マスコミに持てはやされて寵児になったであろうなあ、と惜しい気がします。しかし当時、その”異種生物への感染のメカニズム”も結局は一学生の浅い知識では解明出来ませんでした。理論的にはRNAの変異を生じるか否かだったという記憶はあるのですが。



以下、ゼミ報告。

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<今週の目玉>

なお、4月30日の木ゼミは、既報の通り、カフェバー Health Promotion Cafe&Bar との合同開催でしたので、ゼミは報告のみでした。
でもそのBarの中で、西九州大学健康栄養学科教授の久野一恵先生の”イギリスのパートナーシップに学ぶ旅”で学んだ事〜考えていたことと実際のギャッ
プという報告は現在のイギリスの状況の説明があり、面白かったです。
しかもその後飲んでいたら、彼女の娘さんと、川上の次男とが同じ高校の先輩後輩で文化祭の太鼓演奏で一緒にがんばった仲であることが分かり
個人的な偶然ではありますが、感慨深かったです。

<今日の写真>(こずえ)

屋上の畑は、じゃがいもがすくすく育っています。

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2009年5月 1日

4/23 ゼミ報告

川上@木ゼミ担当です。

 このMLを読んでおられる方々の中にもひょっとしたら現在既に任命されている人も居られるかも知れませんが、もうすぐ「裁判員制度」が始まります。これって、任命されたとしても口外出来ないらしいので言うに言われず苦しい立場ですよね。

 川上が住んでいる町内会で数年前、「裁判ウオッチングをしてみよう」という企画があり、妻と二人で申し込んで参加いたしました。昔の農協の海外ツアーみたいに、十数人の参加者に一人の割で弁護士さんが先頭に立って率いて実際に裁判が行なわれている法廷を見学して歩く、というものでした。 刑事事件もあり民事もありで、各事件について十数分ずつ位で見て廻りました。

 その日に観た民事裁判では、実の姉妹の間での金銭トラブルが審理され、その訴状の中には、「〜○○は、姉の口座がある福岡銀行大橋支店において勝手に金銭を引き出し〜」など当院の近くの実在する福銀支店名が記され、(自分が悪いことをしたわけでもないのに) 何となくドキドキしたりもしました。

 また別の刑事事件の法廷には恐喝犯が手錠付きで腰紐を結び付けられ廷吏に引っ張って来られ、その惨めな感じに『息子のこんな格好を見せられたら両親は堪らんだろうなあ』と感じました。 でも彼自身の外観は迫力満点でしたね。 これが殺人事件ともなれば、もっと怖かったのではないかと思われます。そこでの女性検事が彼の罪状を淡々と読み上げる姿と、それをうつむいたままじっと聞き入る被告の姿が印象的でした。

 各々の事件審理をたっぷりと観れたわけではありませんが、映画やテレビドラマと異なり、実際に起こっている事案なだけに緊張もしました。これが自分達で判断を下す裁判員ともなると、その緊張感はすごいだろうなあ、と思いやられます。

以下、ゼミ報告。

 4月30日の木ゼミは、ヘルスプロモーション Cafe&Bar と木ゼミとの合同で、地下室で Potluck Party (持ち寄りパーティー)形式で行ないます。

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<今回の目玉>
○研修について
 内容について検討しました。もう一度、山本和宏先生の方でまとめなおして、5/7のゼミにて検討する予定です。今年度の内容は、変則的な2回コースということで考えています。とりあえず、第1回目の日程は、7/25-26 を予定していますのでご協力よろしくお願いいたします。 但し、時期、内容とも、詳細を後日詰めていきます。

【今日の写真】(こずえ)


↓屋上の畑ではすくすく野菜が育ち、たくさん収穫されています。そして、温室の中では、次に植えられる苗がすくすく成長中です。

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