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2007年10月22日

「福岡市ホームレス者歯科検診報告書」販売のお知らせ

こんにちは。いわいです。

今日は「福岡市ホームレス者歯科検診報告書〜ホームレス者の歯科保健支援と自立に向けて〜」販売のお知らせです。

 2005年にNPO法人福岡すまいの会から、「ホームレス者の口腔内の状況が良くないため、全身の健康や自立に影響を与えているので、歯科保健の支援の取り組みができないか?」とご相談に来られたことをきっかけに、ホームレス者の歯科保健支援にNPO法人ウェルビーイングでは取り組むことになりました。

 最初は、何から始めていいのかわからず、またホームレス者の方のこともよく知らない中での手探りのスタートでした。ホームレス者の方と接する中で、ちょっとしたきっかけで歯車が狂い路上で生活することになってしまった方、働きたい・畳の上で生活したいと思っている方も多くいらっしゃり、他人事ではないと感じるようになりました。

 そこで、全国で4番目にホームレス者の多い福岡市で、ホームレス者の方の生活状況、そして自立や全身の健康に影響を与える歯や歯肉の健康状態を知るために、福岡市市民活動推進補助金で平成19年3月21日に歯科検診と問診を実施しました。その結果、ホームレス者の口腔内や全身の健康状態は悪く、様々な組織や団体が連携し、治療や支援のシステムづくりを行っていく必要があることが見えてきました。

 報告書にはこれまでの取り組み、検診の結果、そして今後の展望をまとめました。ホームレス者が自らの人生をプロモートするための歯科保健プログラムの礎となることを願うとともに、広く関係方面にこのこの報告書が活用されることを期待しています。

報告書.jpg

価格&購入方法
料金 500円(税込・送料別)
購入方法
E-mail(←クリック)で、下記の項目をご記入の上、お申し込みください。
・冊数 ・氏名 ・住所 ・電話番号 ・FAX番号 ・見積書・請求書宛名

■ Contents ■
1.はじめに
2.これまでの経緯
3.ホームレス歯科検診結果報告   
  1)結果
  2)結果の考察
4.現在の活動と今後の展望
5.今回の検診の位置づけと目指す姿
6.NPO法人福岡すまいの会から見た
  歯科保健支援
7.参加したボランティアの声
8.実施資料
9.報道・広報関係資料

2007年10月02日

大人数の講演などで使える工夫

こんにちは。いわいです。また更新までに随分日にちがあいてしまいました。
前回書いたときは、まだまだ暑かったのですが、最近はすっかり涼しくなってきましたね。

最近、福岡大学の守山先生の看護学部を対象にした公衆衛生の授業に、ボランティアの一人として参加しています。
私以外のボランティアの40代から70代と年齢の幅も広く、ご自分のこども時代の生活や衛生状態、病気の体験や健康観などリアリティのあるお話を、学生さん達に聞かせてくれます。

さて、今回紹介するのは守山先生の授業で使っているワークブックにヒントを得た(というか、そのままなのでパクリかな?)テキストの表紙です。

私の参加している授業は100名以上の学生を対象に行われているため、学生さんが発言をしたり、自分の意見を出したり、主体的に参加することは難しいです。そこで、守山先生が使っているのは、授業の表紙をオレンジ色の用紙で「意見YES」、裏表紙を緑色の用紙で「意見NO」と書かれているワークブックです。このワークブックを使って、守山先生の問いかけに対して、Yesの意見の人はオレンジ、Noの意見の人はの表紙をあげます。手をあげてもらうよりも、一目で全体の傾向がわかってとっても使いやすそうです。

というこで、来週行うファシリテーターの研修会の表紙を、表をピンクの用紙でYes、裏を青の用紙でNoと書いた表紙に変えてみて、早速使ってみようと思っています。
参加者の反応が楽しみです♪

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