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2007年05月31日

生涯学習での仲間づくり

こんにちは。いわいです。

昨日は、北九州の市民カレッジで講師をしてきました。
今回、私が担当したのは、「遊んで!学んで!ネットワークを広げよう〜知ることからはじまる!!新しい自分探し」の第1回目の「楽しいまちづくりへのいざない〜伝統芸で、自分もみんなも大笑い〜」の後半でした。

今回の講座は、講座内容の企画、当日の司会など市民の方たちが企画・運営する講座でした。コーディネーターの古市先生によると、学習して成熟すると、そのことは誰かに伝えたくなる、つまり企画などをしたくなるとのことでした。まさに、生涯学習を通じたエンパワーメントですね。

さて、昨日の流れは、前半は、オリエンテーション、その後、南京玉すだれがありました。
企画の実行委員である中岡さんという方が、笑いの効果、発声の仕方(大きな声を出す大切さ)、そして南京玉すだれを披露してくれ、参加者も「あっ、それ」と声をかけたり、手をたたいたり楽しいパフォーマンスでした。私も生まれて初めて目の前で見る南京玉すだれは感激でした!

その後、私の担当です。
最初は、アイスブレイクを・・と頼まれていたものの、南京玉すだれの後に何をしたものやら・・・とかなり悩みました。そして考えたのは、今後、10回一緒に講座を受講するみなさんが対話しお互いのことを知り合えるようなゲームをすることです。
ゲームには、福岡大学の守山先生の作成したシートを用いました。

スライド20.gif

この手がかりシートをもとに、4チームに分かれて、誰が書いたシートかをあてるゲーム「あなたはだぁれ?」をしました。

進め方としては、
1.シートをまずは各自に記入してもらいます。その際、名前はいれません。
2.手がかりを回収します。
3.隣のチームとシートを交換し、配布します。
4.一人につき2枚ずつ質問カードを配布し、質問に行きます。
5.誰が書いたシートをあてます。
という流れでした。

チーム戦にしたことで、みんなで相談しあったりしながら、ゲームは進みました。その結果、全員正解!
みなさん笑顔で無事終了しました。

生涯学習の仕事は初めてでしたが、市民のパワーを感じ、私も楽しい時間を過ごさせてもらいました。

2007年05月28日

100点を取らないとだめですか?

こんにちは。いわいです。
昨年の8月から、NPO法人ウェルビーイングではメールマガジン「オープンプラットホーム通信」を月に一度発行しています。メルマガの中では、ヘルスプロモーターへの道をという連載をしています。なお、NPO法人ウェルビーイングのホームページのトップページより申し込み可能です。

今回は、バックナンバーをお届けします。

〜100点を取らないとだめですか?〜
(オープンプラットホーム通信3号より)

これまでいろいろな地域でお仕事をしていて、みんなついつい100点満点を求めてしまう傾向にあるなと感じます。しかし、地域での取り組みは、人、場所、タイミング、時代などなどたくさんの要素が絡んでいるため、そうそう100点満点は取れません。理想を求めすぎたり、他のうまくいっているまちと比べてしまうと、「はー」とため息がでたり、「こんなのでいいのかしら?」と不安を感じます。

今まで、ヘルスプロモーションに取り組んでいない0点の状態だったのに、急に100点を求めても、住民や地域を「エイや」と一瞬で変えてしまう魔法の杖でも手に入れない限りは、所詮無理な話です。

住民参加の取り組みをしていなかったまちで住民の方を集めて策定委員会を組織すれば、0点から10点くらいにアップする。こんな小さな小さな積み重ねが大きな変化を生み出し、みんなが元気で幸せなまちを作っていくのではないでしょうか?

小さな変化とは、策定委員会が終わった後に笑顔で立ち話をする人がでてきたなどそんなちょっとしたものです。しかし、そこに気づくか気づかないかで大きな違いがあるように感じます。

私は小さな変化を見つけて喜ぶことを大事にお仕事できたらいいなと考えています。100点をとってしまったら、そこでおしまい。「まだまだだな。これからどうなっていくんだろう?」と楽しんでみてはいかがでしょうか?

2007年05月23日

行列ができる講座の作り方

こんにちは。いわいです。
ひさびさの更新になります。
先週の金曜日に時間があり、東京のエセナ太田で「行列ができる講座・ちらしの作り方」の講習会に参加しました。具体的な「だめだめちらし」などを見ながら、受講者が集まる講座を企画するポイントやチラシの作り方を学びました。タイトルのつけ方のポイントやちらしの掲載内容、受講者の募集方法など具体的なポイントについて、なるほどねと考えさせられた講座でした。
帰りに、講師をしている牟田さんの書いた本を買ったのですが、講座の内容がほぼ網羅されていてとてもわかりやすかったです。新書なのでさくっと読めて、具体的なちらしの紹介もあって使える部分がたくさんあります。興味のある方は、ぜひ読んでみてくださいね。

なお、男女平等推進センターでの取り組みがベースなので、健康づくりの教室よりも、子育て関係の講座などにすぐに使える企画やちらしが多いかもしれません。

人が集まる!行列ができる!講座、イベントの作り方 牟田静香 講談社α新書