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インタビューで心に残った話

こんにちは。いわいです。
先月末に身体障害の当事者の方にインタビューを行いました。対象者は、全員、中途障害の方でした。これまで、精神障害、知的障害の親の会のインタビューとの違いは、ハード面での困りごとが多く出されたことでした。

その中で、心に残った話をご紹介します。

<お店について>
お店の話ができたときに、車いすでは、和風、玉砂利はダメ!という話がでました。対象者のお一人は、いつもは玉砂利のあるような行きにくいお店は避けていたそうですが、息子さんから「行きにくいお店だからと避けてしまってはダメ。障害を持っている人が使いにくいことをわかってもらわないと変わらない」と言われ、何度か同じお店に通ってみたそうです。すると、改装の際に車いすが通ることのできる通路ができていたそうです。言葉では何一つ伝えていないけれど、困っている姿を見たことでお店の意識が変わったそうです。そのお話をされた方が、「こういう風にお店が変わることは、自分のためだけではない。車いすが通る道は、乳母車も通る道なんだから」とおしゃっていたことが心に残っています。

<周囲の人の理解>
周囲の人に対しては、「障害があるので何もできないと決めつけられたり、無視されるのがつらいので、できることはやりたい」、「手伝ってほしいことを具体的に伝えれば、必ずみんな助けてくれる」、「イヤな思いをすることもあるが、スーパーで荷物が持てず苦労していたら、子どもを抱えて自分も大変そうにしているお母さんが、声をかえてくれた。いい人との出会いもいっぱいある」という話も聞かれました。

<終了後の感想>
終了後に感想を聞いたところ、「みんな同じ悩みを持っていると聞いて安心した」、「はじめて参加したが、みんな明るいなと思った。障害になって悪かったとは思っていない」など前向きな方が多く、同じ立場の人同士で話をすることだけで、元気になっている様子でした。私たち、スタッフも終わった後に笑顔になり、元気をいっぱいもらった気がします。

今後は、これらの声を活かしながら計画を立てていく予定です。

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コメント

良いインタビューができましたね。
予想以上の成果があがったのではないでしょうか。
どのようなタイプの人が集まったかわかりませんが、身体障害には内部障害もありますから、
その方面からの意見も大切ですよね。

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